第1章~条件~

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「よっしゃ!! いってきまーす。」 今日はいつも以上に気合いを入れて家を出たみたいだ。 男の名前は青木 悠(アオキユウ) 可愛い子を見ると、すぐに一目惚れしてしまうどうしようもない男である。 今日、気合いが入ってるわけも…… 2日前に廊下ですれ違った名前も知らない女の子に告白するからだった。 「ユウおはよ~」 あくびをしながらユウに話しかけてきたのは、幼なじみの岡田 玲奈(オカダレイナ) ユウとは幼稚園時代からの仲である。 「なんだ~レイナかよ… 待ってなくていいって言ったじゃん」 「うちだって本当はイヤなんだからね!! おばさんに言われてるから、仕方なくだょ」 まったく…… いつまでも心配性な親だな…… 「わかったよ。 早く学校行こう!!」 それからはいつもみたいに話しながら学校に向かった。
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