第1章~条件~

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20分後。 「でさぁ、その子に告白しようと思ってんだよね♪」 ウキウキ気分でレイナに話していると、学校が見えてきた。 「で…… その名前も学年もクラスも知らない子をどうやって見つけるの?」 レイナはため息をつきながら1番の問題点を指してきた。 この学校の全校生徒の数は1200人…… 顔を知ってるのは自分とその時にいた友達だけ。 「う~~ん。 とりあえず1年の教室から回ってみるわ。 レイナも捜しといてよ! 茶髪でポニーテールでかわいい子だから」 レイナの答えを聞く前に 悪友のハルキ達に声をかけられたので、そのままバイバイした。 『ハァ… たぶん彩花(アヤカ)のことね』 どうやらレイナは知ってるみたいだ。
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