第1章~条件~

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「てめ~!! レイナちゃんに謝れコノヤロ‐」 ハルキはレイナのことが大好きなのである。 態度をみれば誰にでもわかるけど、すぐにキレるのでみんな、あまり言わないようにしている。 まぁ…ユウはそんなこと気にしてないみたいだが。 「悪かったよ。 早く行こーぜ」 軽くボコられてから1年の教室に向かった。 A組からJ組まで捜すのは大変だけど、みんなが集まってるのはこの時間しかない。 「………… …………て 誰も居ねーじゃん!」 スッカラカンの教室の黒板を見ると、大きな文字で郊外学習(潮干狩り)と書いてあった。 「まぁ… レイナちゃんに悪口言った罰だな!!」 ハルキはおもいっきり笑いをこらえてやがる…… 「チクショー! だったら2年の教室………から」 話していると、いつもの昼休み開始メロディーが流れてきた。
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