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「うっわ…超行きたい!?」
「そう、そんなに行きたいなら一緒に行ってあげるわ」
「始めはお前が一緒に行こうと言い出したんだろうが……」
「な・ん・か……言った?」
笑顔が逆に怖いんですけどエミリさん……。
「いいや、なんも言ってないですよ…でどんなとこなんだよ?その新しく出来た遊園地とやらは」
「この地区最大級ですって!!」
えっ……それって微妙なんじゃないのか?
「へ…へぇ……でも広告見ると割りとでかそうだからな…それでもあんま期待しないでおこう」
「さっ行こうかしら」
指をパチンッと鳴らすと外に車が集まってきた……。
「ちょっちょっと待て…何で行くつもりだ?」
「えっ?車以外何があるの?」
「ばかやろう…ここなら割りと近いから電車で行けるし電車にしようぜ?いつも車だと悪いだろ」
「でんしゃ?でんしゃってなに?」
「マジで言ってんのか?」
いかんな…こいつの事時々忘れるけど……お嬢様なんだよなこいつ……。
「なら初体験って事で電車で行こうか」
「はっ…はつ…はつ……初体験??!」
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