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「あぁ…初体験だろ?でもまさかこの二十一世紀に電車知らないとわ思わなかったぜ」
「はつた…初体験……」
なんかエミリはプシューとか音立ててた。
「おっ…もうこんな時間かぁ、どうせ遊ぶなら沢山遊びたいしな……そろそろ行くか?」
「初体験……えっえぇ?えぇ?」
「エミリ大丈夫か?」
「だだ、だ大丈夫よ!なら行くわよ!そのでんしゃとか言うのに乗って」
「ったく…わかんねぇなぁ……このお嬢様はな」
オレがそうぶつぶつと文句を言っているとエミリは既に立っていてまだ着替えて無いオレの腕を掴んで
「ほらっ!早く行こうよ」
そう言って飛び切りの笑顔を見せてくれた。
「ったくわかったよ。ただな…エミリ?」
「なに?」
「オレまだ着替えて無いからな?行きたいって気持ちはわかるがもうちょっとだけ待っててくれ」
「着替えてないなら始めからそう言いなさいよ!」
そう言って顔を紅く染めて部屋から出て行った。
「いやいや…お前が起こしに来て起きたんだから着替えてるわけなくね?」
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