9458人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ、いいか。行くか」
「うん!?」
そして10分くらい駅から歩いて……ようやく
「着いたぁ~」
「い、意外と遠かったわね…はぁ……はぁ…」
「だな…入るか…あっその前にチケット買わなきゃな……」
それがめんどくさいんだよな…しかもオープンしたてって事は人も多いだろうしな……。
「それは大丈夫!見てよこれ!」
そう言って自慢げにオレに見せて来たのはこの遊園地のチケットだった。んっ?違うなチケットじゃなくて年間パスポートみたいなやつだな。
「へぇ凄いじゃんか。サンキュー」
オレがそれを受け取ろうと手を出すと、何この手?みたいな目で見られた。
「いやいやっ!?くれるんだろ?」
「まぁ…あげてあげない事も無いけど……」
「はぁ?ごめん、かなりわかりずらいんだけど」
「あぁ…もうっ!あげるわよ。ほらっ」
「おっ!サンキュー。でもよくこんなの手に入ったな」
「まぁ、この遊園地にちょっと手を貸してあげたから~……みたいな?」
「へぇ~そうか」
「そんな事は置いといて……これがあればいつ来てもすぐ入れるのよ!まぁ他にも効力がいろいろあるけどね~」
「効力ってなんだよ……まぁいっかなら入ろうぜ」
オレはそう言って一般客が並ぶ列に並びに行った。
最初のコメントを投稿しよう!