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「えっ?」
「だから…写真の金だよ。これも記念だしな、だから金はオレが払うよ」
「そ、そうね。あたしと瞭の記念だもんね!?」
なんかさっきまでのムキになっていたエミリはどこに行ったのか……。今はなんだか嬉しそうな表情でよかったよ。
なんてほのぼのしてるとエミリが遠目から見てもわかる様な嬉しそうにしながらスキップをして帰って来た。
「おっ買って来たのか」
「うん!!」
そんなに嬉しそうにしてもらえるならよかったよ。
「そんなに嬉しいのか?」
「うん!だって瞭との手を握った記念の写真だしね」
あらら…さっきまであんなにムキになってたオレが馬鹿みたいじゃんか……まぁ実際馬鹿だった…んだよな。
「そうだな~あっそれはエミリにやるよ」
「べ、別にいいわよ!写真は嬉しいけど…別に…ほほ、欲しいなんて思ってないわよ!!」
「ふ~んならオレはこういうの貰ってもな~。捨てちまうか?」
もちろんそんなつもりは毛頭無いぜ?
でもこんくらい言わないとエミリは受け取ろうとしないからな…エミリの性格上……な?
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