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エミリは驚いた様で目を見開いてる。
「えっ?ま、待ってよ?!す、捨てるくらいならあたしが貰ってあげない事もないわよ?」
あはは、ったく本当にエミリは面白いな~。
あんなに慌てるなら始めから欲しいって言えばいいのにな。
「あはは、わかってるよ。ほらっ大事にしとけよ」
エミリは必死にオレを引き止め様とあたふたしてたからオレがそう言うとホッとしてる。
…だ・け・ど……はっと何かを思い出したかの様にして。
「べ、別にあたしが欲しいんじゃなくてその写真はほらっ……そう…個人情報じゃない!?だからあたしが保管しといてあげるわよ」
そう来たか……。
「ハイハイ、そう言う事にしといてやるよ」
だって写真をめちゃめちゃ大切そうにいつの間にか買って来てた額にいれて持って来た鞄に入れてるんだぜ?
「…ふんっ……」
そう言って赤くなった顔をオレから背ける様にして
「あ、ありがと」
って言ってた様な言って無かった様な……。
まぁ…いっか……。
「次は何乗りたい?さっきはオレが決めちゃったからな。今度はエミリが決めていいぞ」
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