9458人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな阿保みたいにドキドキしてるオレを尻目に未だにエミリは爆睡中……。
ヤバイって……、これだけ近いとエミリの髪の匂いとかするし…はぁはぁ……いかんいかん。
これじゃあただの変態じゃないか!!
オレはジェントルマンなんだ!!
そんな感じでオレは終始ドキドキしっぱなしで30分……つまり一周が終わった。
ふぅー、やっと終わった。
係員の人がドアを開けてくれてオレは出ようとしたがエミリがまだ起きない……。いやいや!これ降りるタイミング間違ったらめちゃめちゃ迷惑かけるじゃん!!
……仕方ないな。
「よいしょっと」
オレはエミリをおんぶしたまぁ相変わらず起きないんだけどな。
「どうでしたか?楽しめましたか?」
係員の人が聞いてきた。
「ははは…それがこいつ寝ちゃって、疲れてたんでしょうね。だから一人で眺めてましたよ」
「それは…残念でしたね~いろいろと」
いろいろってなんだ!!
「そ、そうすっね…それじゃあ」
こうして何の為に乗ったのかよくわからず…終わった。
最初のコメントを投稿しよう!