~裏の何でも屋~

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「はぁ……」 身長、体格普通の見た目も地味な右手に手袋をした高校一年の少年紅坂 蒼は大きな溜め息をはいた。 時刻は午前零時。 場所はとある海沿いの空き地 。 その空き地の中心で蒼は待っていた。 遠くの方からマフラーの爆音や雑音が聞こえ、徐々に大きくなっていく。 こういうのドップラー効果っていったっけな? などと蒼が考えている内にある一つの光が蒼を照らしながら接近してくる。それに続いて何十もの光とバイクや車の音も接近してくる。改造しているのでやたらうるさい。 蒼は思わず耳を塞ぐ。そして鉄パイプなどの武器を振り回しながら蒼は暴走族に囲まれていく。もう逃げ場は無い。
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