~裏の何でも屋~

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周りからくる野次を聞き流しながら蒼が待っていると、一台の黒塗りの車から金髪で顔中にピアスをしたリーダーらしき人が降りてきた。 「てめーは何だ!」 「えーと、依頼を受けてあなた達を解散させに来ました。多くの方が騒音に迷惑しているので解散してください」 「お前頭おかしいんじゃねえの」 リーダーが笑い全員が下品な笑い声を上げた。 「無理でしょうか?」 リーダーが急に蒼の胸ぐらを掴む蒼より十センチ以上背が高い。 「てめー殺すぞ」 蒼は胸ぐらを掴まれたまま愛想笑いを崩さない。 「しょうがない力づくか……」
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