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「あんだと!」
「いや……あ、そうだタイマンしません?僕が負けたら好きにして構いません。殺してもいいですよ。でも僕が勝ったらここにいる車とバイク全て置いていってくださいね」
リーダーは蒼の自分より小さく細い身体つきを見て、勝ちを確信してにやりと笑い。
「いいぜ、やろうか」
周りからどっと歓声が起こる。そして蒼を逃がさないように二人を囲むように綺麗な円になった。二人は向かい合わせになった。
「いいですよそちらからきて」
「おいお前、携帯持ってるか」
「あ、はいありますよ」
蒼がポケットを手探りすると、リーダーが後ろ手に隠し持った鉄パイプで蒼の頭を強打した。
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