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束の間の沈黙の後。
吸い込まれるような紺碧の瞳の主に、そっと頭を下げたジョーカスは、後は振り返る事もなく、足早に立ち去る。
そのとたん、それまで呆然としていたカウンシルメンバーがわめき散らす。
「ハーミル殿!彼の発言は明らかに我々ジェダイと共和国への反逆!!
最早一刻の猶予も無く、断固たる処分をすべき!」
「今すぐにも捕縛するべきですぞ。」
ハーミルは彼らの言葉を聞き流し、
唐突にジョーカスのライトセーバーを起動した。
蒼き光の剣が煌めき辺りに独特な起動音と、空気の焦げる臭いが溢れ出した。
マスター達は驚き、自らのライトセーバーに手を掛ける者まで居る。
そんな彼らを歯牙にも懸けぬ様子で、
優雅にセーバーを振ったハーミルが呟いた。
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