日常

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学校ではかっこいいヤツから不細工なヤツまで、かわいい子からブスな子まで、先生までもウソをついている。すぐ人が黒く染まる。 「おいっ!!」 ケンタは肩を掴まれた。何かと思って振り向いたら…田端ヤスシ。最悪だ。こいつは俗に言う不良だ。めんどくさいやつに絡まれた。 ケンタ「何?」 ヤスシ「何?じゃねぇよ!何一人ですました顔してんだよ。さっきゴウタくんのことにらんでたろ!?」 ゴウタ…やはりその名がでてきたか。笹柿ゴウタはヤスシのジャ〇アン的な存在。スネ〇からジャ〇アンの名前は必ず出てくる。 ヤスシ「やる気か?やんねぇんだったら昼メシ買ってきなってよ!後で金払ってやるからよ。」 黒…ウソか。また金が減る。 ヤスシ「ゴウタくんは焼そばパンとメロンパンとヤクルト買ってこいって言ってたぞ。」 えっ!?今ヤスシのヤツ黒くなったぞ!何かウソを言ってる。 ケンタ「焼そばパンを?」 ヤスシ「そうだ!」 また黒。ゴウタは焼そばパンはいらないのか? ケンタ「メロンパンも。」 ヤスシ「そうだ!」 えっまた黒!? ケンタ「ヤクルトもゴウタくんが買ってこいって言ってたの?」 ヤスシ「そうだって言ってんだろ!早く行け。」
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