1134人が本棚に入れています
本棚に追加
/177ページ
結局クラスを飛び出しても行くとこがないので、俺は所属してるバスケ部の部室に行くことにした。
『ガラッ』
「うぉっ!!ケンタじゃん、珍しいな!」
そこには同じクラスの斉戸マサトがいた。
ケンタ「まぁ…ヤスシにからまれたかんなぁ。」
マサト「お気の毒に。」
黒くならない。どうやらホントに気の毒に思ったらしい。
…にしても何だこの部室は。タッチ、H2、メジャー、ドカベン、やまだたいちの奇跡、ダイヤのA、巨人の星…野球マンガばかり。これでは何部かわからない。かろうじてバスケマンガ「アヒルの空」が載ってるマガジンが置いてあるのが救いだろう。
マサトはタッチを見てた。
マサト「やべぇ…和也死んじゃった…何で死んじゃったんだよ~。」
マサトは泣いていた。黒くならない。マジメに言ってる…わからなくもないが、もう10回以上見てるのに…ウソじゃなくて嫌なこともあるもんだ。
そろそろ授業に戻らなくては時間だ。マサトと一緒にクラスに戻った。
最初のコメントを投稿しよう!