日常

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結局クラスを飛び出しても行くとこがないので、俺は所属してるバスケ部の部室に行くことにした。 『ガラッ』 「うぉっ!!ケンタじゃん、珍しいな!」 そこには同じクラスの斉戸マサトがいた。 ケンタ「まぁ…ヤスシにからまれたかんなぁ。」 マサト「お気の毒に。」 黒くならない。どうやらホントに気の毒に思ったらしい。 …にしても何だこの部室は。タッチ、H2、メジャー、ドカベン、やまだたいちの奇跡、ダイヤのA、巨人の星…野球マンガばかり。これでは何部かわからない。かろうじてバスケマンガ「アヒルの空」が載ってるマガジンが置いてあるのが救いだろう。 マサトはタッチを見てた。 マサト「やべぇ…和也死んじゃった…何で死んじゃったんだよ~。」 マサトは泣いていた。黒くならない。マジメに言ってる…わからなくもないが、もう10回以上見てるのに…ウソじゃなくて嫌なこともあるもんだ。 そろそろ授業に戻らなくては時間だ。マサトと一緒にクラスに戻った。
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