LESSON1 テヲツナグ

8/12
前へ
/221ページ
次へ
あたしだって……、ちゅ、ちゅうとか…したい……かも知れない。 手繋いだり、とりあえず良平の体に触れたい……と思う。 「みぃは、そーゆうのしたいとか思わへんの?」 あたしの考えを見透かした様に麗奈が問いかける。 え?!頭透けてた?! 更には、気が動転して思わず正直に答えてしまう。 「し、したいよっでも………あっ……」 どこの痴女ですか、あたしは。 一方麗奈は、してやったりと、嫌ーな笑みを浮かべて頷く。 後悔したところで、時既に遅し。 「じゃあ、昼休み良平君とご飯食べーや」 心なしか語尾にハートが見えるよ、麗奈ちゃん…。 「え…でも凜太とか翔介とか」 「あたしが話つけとくから」 相変わらず語尾にハートがあるけど、何故か強制力がある。 拒否は無しなんやね……。    
/221ページ

最初のコメントを投稿しよう!

739人が本棚に入れています
本棚に追加