一週間

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「み~、そんなことでこれからどうすんのぉ?」 洗面所の入口にもたれ掛かりながら、ニヤニヤして真亜が言う。 う……確かに毎日モーニングコール着たら、心臓がもたない…。 でもそんなの言ったらまた笑われるだけ。だからここは、とぼけよう!! タオルで赤い顔を隠しながら答えた。 「これからって何がよ」 真亜が一層顔を綻ばせながら近寄って来る。 やだやだやだ。こう言う時の真亜って、ほんとやだ。 そして悪魔は、あたしの肩を掴んで、耳元で囁いた。 「キス、とか?」 耳がぞわっとした。背中を何かが走った。 ちゅ、ちゅう???!!! モーニングコールの話じゃないの??!! 混乱して固まったあたしを確認すると、真亜は嬉しそーーーーに微笑んで、上機嫌で出て行った。 そして、去り際に追い撃ち。 「それ以上の事もねー」 「ーッッ!!!!」 咄嗟にタオルを投げるも、真亜はさっと避けて高笑いしながら去っていく。 せっかく!!!冷めて来たのにッッ!!!! あたしは、また熱くなった顔を水で洗って冷やすしかなかった。
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