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リサと翔太は生まれた頃から親も仲が良く,兄弟のように育ってきた。
気付いた時からいつもこんな感じなので,周りもいつもの事と思っていた。
高校三年の秋になる頃。
周りはやれ受験だと遊んでいる者はほとんどいなかった。
二人の通っていた学校では就職をする割合は極めて少ないため,学校が終わると皆そそくさと帰り勉強に励んでいた。
この町にはファミレスやファーストフード店は学校から少し距離があるため,帰りに寄るというのもめったになかった。
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