──いつもと同じ──

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「────朝……か」   ぼんやりと少年は目を開けた。   いつもと変わらぬつまらない朝……   太陽はキラキラと光り輝いている。   「せめて太陽が青かったら面白かったのに……」   ポツリと少年は呟いた。   「……なんてな。そんなコトあったら大変だ」   少年は苦笑し起き上がった。   ふわりと風が頬を撫でる。   「……ん、気持ちいいな」   初夏の爽やかな風は寝起きに心地良い。   ニコリと少年は微笑むと着ていたTシャツを脱いだ。  
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