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宿舎に戻るとさくらさんが食堂から現れた。
『祐香…ちゃん?』
樋口先輩と一緒にいるのを見て不思議そうな顔をしていた。
『さくらさん、お疲れさまです。』
あたしはあえて普通に接した。
樋口先輩はそんなの気にせずスタスタと部屋に戻っていってしまった。
樋口先輩がいなくなったのを確認して、さくらさんはあたしに近寄ってきた。
『祐香ちゃん、いったいどーゆーこと?なんで樋口なんかと一緒にいるの?大丈夫だったの?』
さくらさんには、ちゃんと話した方がいいよね。
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