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「何しゃべっていたんだ?」
「2組の女子の失恋話さ。」
「ふーん。」
その時、ふと、キラは一人の女子と目が合った。
その女子は、とてもかわいかった。
風になびく長い髪は、しなやかで、きれいだった。
「な、なあ。あの子誰?」
「同じクラスのハルカ。」
「お前の彼女?」
「違うよ。ただのクラスメート。」
「そっか。」
ハルカは、自転車に寄りかかりながら、地面を見ていた。
「ねぇ。君。」
キラはハルカに話しかけた。
「俺、キラ。よろしく。」
「ハルカよ。よろしく。」
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