-Taglich Zusammenbruch-

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「ピンポンパンポーン♪」 この混乱した場には 不釣り合いな音が鳴る---。                「学園生徒及び学園教職員へ。 現在、学園中に謎の化け物が大量発生しています。危険なので全生徒及び全教職員は体育館まで避難をしてください。」                「ピンポンパンポーン♪」                保健医の天貝先生による学園放送である。 しかし何故体育館なのか? 何故学園から脱出しないのか? 遼は不審に思う。                しかし、遼の考えの答えが直ぐに分かった---。 磁場によって学園のセキュリティが語作動を起こし、防火シャッターが降りていたのだ。                多数の男子生徒らがシャッターをこじ開けようとタックルや机を投げると様々な方法が用いるが一向に開く気配は無い。                「翼、桃、体育館に行くぞ!!」 半ば荒く翼と桃の手を引く。                辛うじて体育館までの道には防火シャッターが降りてなかったが、体育館までの道のりには化け物がまるで生まれたばかりの子馬の如くフラフラ徘徊している---。
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