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…………り……りょ…
「……ッ!?」
夢から覚めると身体中に吹き出る様に出てくる汗を拭く少年。
「…変な夢……」
誰もいない部屋でポツリと呟く。
「お決まりの偏頭痛か…」
少年、鎌山遼は父が亡くなった一ヶ月前から変な夢を見る。
夢を見始めた頃こそ夢を軽視してたが、一ヶ月も続くと軽視出来なくなる。
そして大嫌いな父親が死んだ一ヶ月前から夢を見るようになり、
更には夢を見た日には決まって偏頭痛が起きるのだから余計に気持ち悪い。
遼は時計を確認し、学校に登校する為に身支度をする。
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