-Falsch Alltagliche-

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「うっ…だって遼君の彼女だもん!! 彼氏の体調を気遣うのも彼女の役目でしょ!?」 桃は顔が真っ赤にして翼に怒鳴る。                そのやり取りを聞いていた遼は桃の優しさに嬉しさとありがたい気持ちで頭を撫でる。 「ありがと、桃。 でも僕は大丈夫だか…らっ!?」                またしても強烈な頭痛が再び遼に襲いかかる。 そして---。 遼が頭痛に襲われた瞬間に学園全体に磁場が発生する---。                磁場は保健室の比ではない---。 バチバチと唸りをあげ学園中にある何かが構成される---。 それは人。 しかし頭が無い為、辛うじて人型に見えるだけである。                学園全体に発生した磁気によって構成された。 首無しのバケモノは学園のあらゆる場所に構成され、 出現した為に学園はパニック状態である。 「な、なんや、コイツらっ…!」 「遼君、大丈夫っ!?」                遼はようやく頭痛が止んだが、未だフラフラしている。 「だ、大丈夫…それよりこの化け物は…!?」
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