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「ワァァァァア」という歓声が西が丘競技場に響いた。 敵のMF8番とDF4番がマークにつく。 後ろには敵の13番がしっかりとついてきている。 「これ以上こいつらをのさばらせるな‼」 「囲めー‼」 「挟めー‼」 いろいろな罵声が聞こえる。 しかし迷うことなく8番と4番の間に突っかかり抜き去る。 「この類いまれなるテクニシャン‼まだ中央でボールをキープしている‼八丈島高校3年‼三原京介‼」 彼こそがこの話の主人公である。
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