異世界に飛ばされたら。

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「なあ。ところでこの世界って今どうなってるんだ?助けて欲しいって言われても状況分かんねーと。」 復活した俺はガニメデさんに聞いた。 「あ、はい。それなんですが・・・。」 真剣な顔つきに戻った。 「襲われているんです。闇の軍団に。」 「闇の軍団?」 「何かありきたりだね。」 「余計な事は言わないで下さい愛田さん。」 ガニメデさんは注意をすると説明を始めた。 「闇の軍団は『闇の三人衆』が率いる軍なのですが、何度も何度もこの世界を武力で潰そうとしているのです。」 「ふーん。やっぱりありきたりだな。なあ愛田。」 「だから余計な事は言わないで下さい。」 「そーだそーだ!」 「あなたもです。」 その時、愛田が 「あ。」 と声を出した。 「え?ちょっと待って、え?武力?」 「はい!あなた達はあの闇の軍団を倒すほどなんですよね。よほど強いのでしょう?」 「いや、普通の人間よ。」 「・・・え?」 「さっきも言ったけど・・・丸腰だし・・・。」 「・・・」 わお、何だこの静寂。
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