異世界に飛ばされたら。

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「岩みたいな変なヤツですか?」 「そーなんです。さっき銀河と別れた時に、その岩みたいなヤツと出会っちゃったんです・・・武器庫みたいなトコで。」 「・・・ガニメデ、ちょっと・・・」 イオちゃんがガニメデさんに耳打ちをした。 ってかちゃん付けしていいのかな? そしてその間に銀河がまた復活した。 「なあ愛田。その鎌はアレか?その武器庫でみっけたのか?」 銀河は鎌にキョーミシンシン。 「うん。他にもイロイロ武器あったよ。・・・って何目ェ輝かせるのよ。子供かアンタは。」 「男はいつまでも少年の心を持っていないとダメなんだよ。」 「精神年齢と知能指数低いだけでしょうに。」 鎌を奪われて、殴られた。 しばらくしてガニメデさんがアタシ達に声をかけた。 「銀河さん、愛田さん。聞いて下さい。」 かなり真剣な声で。 「愛田さん。あなたがさっき出会った岩は『ゴーレム』と呼ばれる魔物です。」 「魔物ですか。何か弱かったですけど。鎌は効かなかったけど、蹴ったらバターンって・・・」 「倒れただけでしょう?魔物というのは死ぬと消滅するんです。灰になって。」 「魔物ってのはね。」 次はイオちゃんが口を開く。 「ゴーレムだけじゃなくて他にもいっぱいいるの。そして全ての魔物にレベルがあるのね。」 「そのレベルって何段階あるんだ?」 ビシーン! 銀河がタメ口をたたいた瞬間、イオちゃんにビンタされた。 「喋り方。」 「・・・スミマセン。」 頬を押さえて涙目で謝る銀河。 「一番高いレベルは100。そしてさっき愛田君が戦ったゴーレムが・・・」 「ゴーレムが・・・?」 「20よ。」 「アレ?思ったより低くね?タメる必要ねーじゃん。」 ピシーン! 「喋り方。」 「・・・ごめんなさい。」 またビンタされた。 学習しなよ。
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