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俺は武器庫にいた。何か自分に合う武器を探していた。
「何かいろいろあるけどなァ・・・ふつーの武器じゃ・・・」
そう言いながら近くにあった剣を拾いあげ、軽く握る。
グシャリと潰れてしまった。
「・・・もろすぎだ。」
もちろん剣がもろいのではない。俺の握力が強すぎるのだ。
俺の握力は和田アキコのそれを軽く超える。
「バカ。アンタにあう武器なんてそうそう無いわよ。」
武器庫の入口にいつの間にか愛田が立っていた。
「愛田・・・。じゃあ俺・・・どーしたらいいかなァ?」
「ン・・・銀河さあ、こないだヤンキーに絡まれた時さ、どーやって撃退した?」
「あー先月のアレだろ?隣町の高校のヤンキー159人組み手。」
「組み手なんて生易しいモンじゃなかったけどね。みんな角材とか鉄パイプとか持ってたもんね。でもアンタ、ほとんど無傷で勝ったじゃない。」
「いや、でも1対159はさすがに辛かったぞ。」
「それでも銀河勝ったじゃん。素手でさあ。」
「おう。まあな・・・」
「ねえ・・・」
「おう・・・」
「うん・・・」
「・・・俺に素手で岩の化け物と戦えと!?」
「Yes.That's right!」
「英語でゆーな!!英語で!!全然分からねーんだよ!!!」
その時、一つの武器がの目に入った。
「あ、愛田・・・あの武器俺に合いそうじゃね?」
「え?アレ?・・・ん、ま・・・まあ・・・いいんじゃない?てゆーかあんな武器・・・銀河しか扱えないでしょ。」
「あの武器は俺のためにあるような武器だと思うんだが。」
「アタシもそう思う。」
俺達の視線の先には
2メートルを超える巨大な大剣があった。
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