1008人が本棚に入れています
本棚に追加
「よし!遊びはこれくらいにしてゴーレム倒すか!愛田、ソイツを連れて先に逃げとけ!」
「オッケー。んじゃイオちゃん、逃げよっか。」
「銀河はどうするの?いくら片腕しかないゴーレムといえど、一人じゃ危ないわよ!」
「ダイジョーブ。心配しなくていいわよ。」
そう言うと愛田はイオを抱え上げて走り出した。
「ちょっ・・・!ちょっと待ってよ!大丈夫って・・・そんな保証は・・・」
「あるよん♪」
「あるよん♪・・・って・・・」
「アイツ、バカだけどバカじゃないから。」
「・・・どーゆー意味?」
「んふふ♪じきに分かるわよ。」
「???」
「・・・行ったな。」
「よーーーし!!!今度こそ覚悟しろゴーレム!!!略して“ごむ”!!!」
大剣を“ごむ”に向けて叫ぶ。
ゴリゴリ・・・ゴリゴリ
“ごむ”が向かって来た。
と、思ったら次の瞬間にはゴーレムはバラバラに切り刻まれていた。
俺の手によって。
バラバラになったゴーレムは光り輝き、灰となって消えた。
「よおっし!楽勝!」
消滅するゴーレムを見てガッツポーズをキメた。
「ゴーレムだろうがチャーレムだろうが俺の敵じゃねーよ。俺はバカだけど一応この世界の救世主だからな。これぐらいじゃ倒れねーよ。うん。俺カッコイイ!」
「・・・ところで救世主って何だ?」
救世主はバカでした。
最初のコメントを投稿しよう!