異世界に飛ばされたら。

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「よし!遊びはこれくらいにしてゴーレム倒すか!愛田、ソイツを連れて先に逃げとけ!」 「オッケー。んじゃイオちゃん、逃げよっか。」 「銀河はどうするの?いくら片腕しかないゴーレムといえど、一人じゃ危ないわよ!」 「ダイジョーブ。心配しなくていいわよ。」 そう言うと愛田はイオを抱え上げて走り出した。 「ちょっ・・・!ちょっと待ってよ!大丈夫って・・・そんな保証は・・・」 「あるよん♪」 「あるよん♪・・・って・・・」 「アイツ、バカだけどバカじゃないから。」 「・・・どーゆー意味?」 「んふふ♪じきに分かるわよ。」 「???」 「・・・行ったな。」 「よーーーし!!!今度こそ覚悟しろゴーレム!!!略して“ごむ”!!!」 大剣を“ごむ”に向けて叫ぶ。 ゴリゴリ・・・ゴリゴリ “ごむ”が向かって来た。 と、思ったら次の瞬間にはゴーレムはバラバラに切り刻まれていた。 俺の手によって。 バラバラになったゴーレムは光り輝き、灰となって消えた。 「よおっし!楽勝!」 消滅するゴーレムを見てガッツポーズをキメた。 「ゴーレムだろうがチャーレムだろうが俺の敵じゃねーよ。俺はバカだけど一応この世界の救世主だからな。これぐらいじゃ倒れねーよ。うん。俺カッコイイ!」 「・・・ところで救世主って何だ?」 救世主はバカでした。
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