異世界に飛ばされたら。

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「がはははははははは!!」 「あはははははははは!!」 俺と愛田は大笑いしていた。腹を抱えて、床にうずくまって。 ガニメデと名乗った女は必死で叫んだ。 「笑い事ではないのです!私は真剣に・・・!」 「あのね。ガニメデさん。」 愛田が口をはさむ。 「知らない所に連れて来られて『世界を救って下さい』ですよ?信じろって言う方が無理ですって。」 「そのとーり!!」 今度は俺が指を指して叫ぶ。 「しかもその救って欲しい世界が魔法の世界ってトコがムカつく!ゆとり教育ナメんなよ!?」 愛田がボソッと言った。 「アタシとしては何にも分かってないくせに分かってるふりしてるアンタがムカつく。」 「燃やすぞテメー。」 俺は愛田にガン飛ばした後、ガニメデさんの方に向き直った。 この女、いきなり真面目なカオをしたかと思ったら 「この世界を救って下さい!」 なんて言いやがった。 「そんなに信じて欲しけりゃ証拠に魔法ってのを見せてみろよ。」 「・・・」 ほらみろ。黙り込んだ。 出来ねーんだろ。 俺ちょっと怒ってる。 だってプライド傷つけられたもん。 「分かりました。お見せしましょう。」 「は?」 そう言うと彼女は急に何かを唱えだした。 俺はキョトンと突っ立っていた。 愛田は身の危険を感じて後ろに下がった。 ・・・と、次の瞬間!! ボンッ 俺は爆発した。
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