異世界に飛ばされたら。

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爆発、といってもバラバラに吹き飛ぶ・・・とかそんな感じのグロいヤツではない。軽い爆発音と同時に白い煙が銀河を包み込んだ。 しばらくして煙が消え、銀河の姿が見えるようになった。その姿を見たアタシは・・・ 目がテンになった。 首から上は確かに銀河だ。でも首から下は・・・ 植物だ。 茎一本で頭を支えている。根本には二枚の葉っぱ。 植木鉢に植えられている。 アタシは思った。 こんなに面白い人間がいるか? こんなに滑稽な人間がいるか? と。 銀河は自分の体を見た瞬間 吠えた。 「うおおおおあああああああああああ!!??」 植木鉢ごとガタガタ体を揺らして 「何だ!?何だコレ!!ユメか!?」 叫びながらアタシに近づいてくる。 うわあ、面白くて気持ち悪い。 とりあえず銀河の頬っぺたをつねって、 「どう?痛い?」 と、聞いてみた。 「痛ぇ!」 「ならユメじゃない!」 「ありがとう!」 「あのぉ・・・これで信じて貰えましたか?」 恐る恐る聞くガニメデさん。 「信じる!信じるから元に戻してくれ!」 アハハ、必死だ。 「えーと、2時間くらいしたら元に戻りますけど。」 「いや、今すぐ戻せ!」 「一週間くらいこの状態保つ事も不可能では無いのですが・・・」 「うおおおおお!!戻せェェェェ!!」
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