来店①

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独り言の声がデカすぎに気付いた圭織… 「や、やだ…」 コソコソと近くのお店のウインドウに身を潜めた… 「………」 ウインドウに映し出される圭織の姿。 グレーのスーツから伸びた細い足。 しかし…ウエスト部分には変なシワ。 細い指も…カサカサと潤いがない… 貧弱な下がった胸。 細い首もたるんでいた…。 「はぁ…目の下にクマまで…」 中が見えない店内のガラス張りに映る自分を見てため息。
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