甘いキスと貴方の毒

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    「好きだよ」   私はいつもこの言葉に騙される 他にも彼女がいるって知ってるから     わかっているけど貴方の腕を振り解くことができない そんな自分が嫌になる…         「私のこと好き?」 「当たり前だろ」 「じゃあ1番好き?」 「1番好きだよ」   こんな口だけの言葉だってわかっていても聞きたくなる   私は何も言わずに抱き着いた   「どうした?寂しかったのか?」 「…………」   寂しい…? 違う、私だけを見てほしいの そんなことが言えなくて抱きしめてる腕に力を入れた   「悪かった。寂しい思いさせてごめんな」     頭を撫でる手が優しいから… 貴方のキスが甘いから…                   まるで麻薬みたいに         貴方から離れることができない
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