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「行ってまいります。お母様」
「行ってらっしゃい」
私は
若宮 和音(わかみや かずね)
若宮財閥の跡取り娘。
本当は私立高校に通うはずだったんだけど私のわがままで公立高校に入学したの。
「行ってらっしゃいませ。
和音お嬢様」
3人のメイドさんが和音にお辞儀をして見送った。
「おはようございます。
和音お嬢様」
そう言って和音を迎えたのは和音の専属運転手の
花月 慎太郎(はなつきしんたろう)
だった。
花月は後部座席を開けると和音を乗せ自分も運転席に座った。
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