お嬢様

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「花月さん、今日は午後5時にお迎えお願いします」 「はい。かしこまりました」 花月は鏡越しに和音に微笑んだ。 和音は外の景色に目をやった。 いつの間にか学校についていた。 花月は後部座席のドアを開けて和音を見送った。 和音が下駄箱を開けると中には1枚の手紙が入っていた。 差出人は3年生の 山里 敬汰(やまさとけいた) だった。 「…なんでしょう…?」 和音が手紙を読むと内容は 《今日、4時半に体育館裏に来てください》 の文字。 「よぉ!和音!」 和音が読み終わると同時に後ろから肩を叩かれた。
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