君と歩く道

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「そっか じゃ俺の方から話そうか」 そういってリクが話はじめた   「一ヵ月程前からさゆりの様子が 少しおかしかった」   「レンもなんだかんだと理屈つけて 千穂や俺に会わなくなったよな?」   「なんか二人とも 変だなって思ってた そんな時にさゆりから」   「ちょっと話があるんだけど」 と呼び出されたんだ   「さゆりどうかしたのか?」   「うん実はね… レンから一ヵ月くらい前に 好きだって初めて告白されたの…」   「そうなんだ」   「私はほんとは ずーっとレンの事が好きだったの でもレンは私の事 好きだとか一回も 言ってくれないし そんな時にリクから 好きだから付き合ってって告白されたよね」   「そのことをレンに 話をしたけど レンは何も言ってくれなかった だから私のことは 好きじゃないのかなって思って リクの告白を受け入れる事にしたの…」   「そうだったのか~」   「でもね リクと付き合ってても いつも私の心の中にいたのはレンだった」   「だからリクには本当に悪いと思ってるけど そんな訳で私と別れて下さい ごめんね でもお願いします」   「わかった……… でも少し時間くれる」   「うん 我がまま言ってるのは私だから ほんとにごめんね」   「レン さゆりはそう俺に言ってきて たぶんその後一人で ずーっと悩んでいたと思う」   「レンおまえは男として そんなさゆりに 何をやってあげれるんだ?」   少し怒った口調で リクがそう言った
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