6650人が本棚に入れています
本棚に追加
―――カチャ
カチャリ…
なんとなく、食器のたてる音が好きだ。
注文の珈琲を席へと運んで。
「お待たせしました、ご注文の珈琲です。」
にこり 笑って
「覚めないうちにどうぞ!」
一言添えて
ことり、カップを置いた
この一言は、お客さんみんなに欠かさないようにしてる。
だって、珈琲は覚めたら不味いから。
せっかくマスターの珈琲美味しいんだから、美味しいまま飲んで欲しい。
「…………ッ!!」
顔を紅くしたお客さん。
…風邪?
.
最初のコメントを投稿しよう!