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「……ッん…」 次に目が覚めたときは、もう昼過ぎだった。 そういえば、学校… 携帯を開くと、先輩からの着信とメールが1つと2つ 慌てて返信をすると、タイミングよく父さんが部屋をノックした。 「朋奈、大丈夫?」 「うん。ちゃんと寝れたし…」 「―――…寝れないときは、教えて?メールでなら話できるから。ひとりで泣かないで…」 父さん‐… 「ありがと…」 オレの父さんが、麗さんでよかった。父さんでよかった… 「お昼ご飯食べましょ?簡単なものでごめんなさいね」 「んーん。父さんの手作りなのが嬉しい!」 「…ふふ。可愛いんだから」 ◇◇◇◇◇ それから2人で昼ご飯を食べて、父さんはまた眠ってしまった。 夜の仕事だから仕方ない。 仕方ないんだけど… 今日は1人でいたくない。 .
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