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しばらく接客をした後、与えられた休憩時間。
いつもは何てことない仕事内容。
「だる…。」
今日は何故か、すごく身体が重たくて。
疲れてんのかな…?
「どうかしたの?調子悪そうだけど…」
「真理子さん。大丈夫です!ちょっと…疲れただけ、です。」
「そう?ならいいけど…あんまり無理しちゃ駄目だよ?体調悪かったら、早めに病院行きな?」
じわり 軽く涙目
なんていい人なんだ…!!
「ありがとうございます。」
真理子さんは、オレより3つ年上の19歳。今は、地元の大学に通っているらしい。
19歳とは思えないくらいの落ち着いた人で、理想の女性像そのまんま。
「…ん?あっ、あたし休憩終わりだ。店長に言っといてあげるから、もう少し休んでなよ。顔色わるいし。」
「……あ、えっと……ありがとうございます。」
にこり
天使の微笑み
静まりかえったスタッフルーム。
ヤバイ…
かなり怠い。
つか、頭痛い…?
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