☆痛み☆

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そんな中で、私の周りには一定の人が側にいてくれる。 その中に瀬井も含まれているし――咲夜もいる。 そして、時雨 弘輝【しぐれ こうき】というやつも。 私はこいつらが好きだ。 いつも私が辛いときには側にいてくれるし、笑わせてくれる。 だけど高校に行けば皆バラバラ。それだけが辛い…。 茜「さくやぁ…ここわかんない…」 授業中、彼女の背中をトントンと叩いて問題を彼女に向ける。 咲夜「はぁ?」 そうやって言い返しながら、横に1つに結ぶ髪を揺らした。 そして、不満そうな顔をする。 咲夜「これがわからんのがわからんわっ…。バカだな」 茜「バカ違うっ!…ほら、瀬井も解けてないってっ♪教えてよぉ」 咲夜「いや」 教室の1番後ろの真ん中の列の席に…私は座っていた。 その前の席が咲夜、右隣が瀬井。瀬井の前が時雨だった。 全員同じ班。 いくつかに分かれる班の中に、その全員がいたのだ。image=220914844.jpg
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