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茜「――…で?何で瀬井はそんなに隅っこにいるんだ?…よくカセットかまえるよな」
私はラジカセの前で堂々と座ってんのに対して、瀬井は扉と壁の隅に背中を預けていて…距離は結構離れている。
私、機械かまうの嫌いなのだ。
――ゲームとかならまだしもねっ♪
少しだけ、瀬井は焦っていたけど…その意味は全然理解出来ない。
瀬井「えっ…ぁ、いやぁ……ここ…涼しいからさ」
挙動不審め。これも追加しておこう。
茜「瀬井らしい答えだな」
瀬井「…茜さんは少しは機械かまえるようにして下さいね」
それを聞いて私は自慢する。
茜「機械だけじゃないよっ!私は料理も裁縫も苦手なのさっ♪…咲夜と違いますからぁ」
瀬井「自慢になってない…」
私はその突っ込みをスルーしといた。
それより、咲夜とは――河合 咲夜【かわあい さくや】
…私の親友のような、悪友のような存在で、いつも一緒にいてくれる。
一言で言えばオールマイティー…だね。
つまりなんでも出来るってこと!
なんと、そのほとんど完璧な彼女は…私の前の席なんだ。
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