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「やっぱりだめかしら?」
「一度引き受けたからにはいいですけど‥‥なんでぅちなんですか?」
「それが‥わからないの。私も校長に言われただけだから‥‥」
私の問いに先生は首を傾げる。
――‥‥意味わかんない‥‥
「‥転校生の名前はなんですか?ぅちの知り合いかな‥‥」
「‥‥明日まで‥秘密だって教えていただけなかったの」
先生もめちゃくちゃ悩んでる。
「さくらさん大丈夫?任せてしまって‥‥断ってもいいのよ?」
「大丈夫ですよ、先生。その転校生、何時くらいに迎えに行けばいいですか?」
私は先生に心配かけないように笑顔をつくる。
まぁ‥‥学校連れてくるだけだし‥なんとかなるでしょ
「そう‥‥?じゃぁ‥7時半頃行ってもらっていいかしら?」
「わかりました。それじゃ失礼します」
7時半ね‥
寝坊しないようにしなきゃ。
‥‥自信ないなぁ‥
でも引き受けちゃったし‥‥
転校生‥‥かわいいかなぁ
私とあなたの運命が、
この時‥‥動き始めた‥‥
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