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「そぉいやいたかも‥‥」
「協力するよ?絢歌」
莉子は昨日私に見せたかわいらしい笑顔で首を傾げる。
「ぅちも協力するよ!」
「もちろん‥さくらの恋もね?」
――‥はっ!?絢歌の話は??
「ぅ、ぅちの恋なんかいいよ!!てか絢歌の話は‥‥」
「絢歌はどぉせすぐ飽きるだろうし‥‥いままで本気で人好きになったことあるのかも怪しいし‥‥まぁ協力はするけどね――めんどいけど」
最後はすごく小さな声だった‥‥
ばっちり聞こえたけど‥‥
莉子さんは顔に似合わず毒舌で腹黒デスネ‥‥
「―‥というわけだから、さくらの恋愛経験聞いとこっかな?いままで付き合った人数は?」
というわけだからの意味がわかりません‥
「――‥‥二人‥‥///」
「二人かぁ‥‥意外と少ないね」
すごい小さい声で言ったのに‥‥
地獄耳だ‥‥
てか意外とって思ってなさそぉだなぁ‥‥
「純情なんだよ。そぉいう莉子たちは?」
純情なわけないんだけど私は笑ってごまかした。
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