中学生

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記憶がいつ頃か曖昧なのだが、小学校高学年か中学一年の時に事件が起きた。親父がキレて包丁を投げてきたのだ。 それが僕の膝にささった。それと同時に血しぶきが舞う。そしておかんの悲鳴。最悪だ…何故俺はあの時に訴えなかったのか?今でも後悔してる。あの時勇気をだし訴えてれば…今頃僕たち家族は幸せだったのかもしれない。変な言い方かもしれないが僕は何度もチャンスを逃してしまっている。みんなが…僕自身が…幸せになれてたかもしれないのに… 両膝とも親父にやられているのに。普通に虐待だよね?真ん中の妹も手をホットプレートで焼かれている。本当にかわいそうだった。かわいそうと思ってるだけの俺…行動に移せない俺…もしかしたら一番最低なのは俺自身なのかもしれない… その当時の僕は本当に弱虫だ。でも、だから、今度は、逃げない!!現在21才で遅すぎるかもしれなかったが、今度は堂々と戦う。この決心をしたのは2008年七月からである。この決心のついた理由はまた後ほど書こうと思います。
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