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私は訳がわからなかった。
甘寧?浜辺で倒れてた?
海なんて行った覚えない。
そう…私は手首を切って…
ばっ!
っと手首を見た。
何もない。血も出てないし、キズもない。
どういう事?
わからない。何?どうなってるの??
「私、帰らなきゃ…ここはどこですか?外に…」
足元がふらつく。
「まだいけません!身体が万全ではないのです。」
女性が止める。
「ともかく、こちらに着替えて、もう一度お休み下さい。」
「やめて。ここはどこですか??私なら大丈夫ですから。私の服はどこに……タクシー呼んでください!」
私の言葉に、女性は不思議そうな顔をする。
「たくし?…ここは、呉国側の海の上です。明日になれば、呉国に着きますので、それまでもう一度お休みを…」
呉国??海の上??
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