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「………いず、み…」
「泉…‥」
気が付いてもオレは未だ浜田の部屋にいた。
腰が痛いだの怠いだの何となあく耳にはしていたけど、まさにその通りだと思う。
(動けねー‥)
髪が汗でべたつく。
うっすら目を開けると浜田が横から覗き込んでいた。オレもコイツも服を着てない。
いたしてしまったことを実感するには色々十分すぎた。
「泉…?」
「……さっきからうるせーんだよ、黙れ」
オレが瞼を開くと、コイツも目を見開く。
意識が朧気な時からもう既にずっと名前を呼ばれ続けていた。
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