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「お、おい、聞いたかよ？綾瀬、俺の事が好きなんだってさ」
「…知ってる」
「なんだよ、知らなかったの俺だけかよ。つまんねーの」
「瞬は理己ちゃん理己ちゃん騒ぎすぎだからな。でもこれで分かっただろ？お互いの利害が一致するんだから、お前等入れ代われ」
そんな命令されたってなぁ…
「「絶対嫌だ！」」
悔しい事に煌と俺は声をハモらせていた。
「いくら理己リンの為とはいえ、こんな陰険、根暗、ﾑｯﾂﾘｽｹﾍﾞのﾅﾙｼｽﾄなんかに誰がなるか！」
「それはこっちのセリフだ。こんなバカだけにはなりたくない」
「バカとは何だ！俺がバカならお前もバカだ。成績同じなんだからな！」
「そういう意味じゃない」
くそー、ムカつく。
「まぁまぁ、喧嘩は辞めろ」
臨戦態勢に入った俺を押さえ付けたのは宮田だった。
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