Vol.02

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「双子だからって何でもあいつと一緒にするな、不愉快だ。そんな事言いにきたんなら向こうへ行け」 大体俺はつるんだりするのは好きじゃないんだ。 もう放っておいてくれ。 「煌くーん」 席を立った俺の後ろから勢いよく抱き着いて来たのは大貫だった。 「あー!煌!てめー俺の天使に触んな!理己リンが腐る」 「ちょっと腐るって何よ?変な事言わないで!煌くんに謝ってよ」 いや、その…、ちょっと…大貫… 背中に胸の感触が… 「やい、煌!顔赤くさせて何考えてんだ!?もしかして、えっちぃ事考えてんじゃないだろうな?止めろ!理己リンが汚れる!」 「えー?ほんとだ、煌くん顔赤ーい。そんな所にもギャップを感じちゃったりして…いいな」 「良かねーよ!そんなのただの変態だ!」 もう、本当にそういう事はあっちでやってくれ。 頼むから俺を巻き込むな。 あまりの騒がしさに嫌気がさして、俺はこの二人がどこかに行くのをただ待っていた。
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