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居た!
昼休み、ざわつく教室の中、探す間もなくソイツの姿は目に飛び込んできた。
長身の背を窓に預け、一人外を眺めるその様子は誰も寄せ付けない雰囲気をかもしだしていた。
カッコつけやがって…
だから友達の一人も出来ねーんだよ。
って、今はそれどころじゃない!
「煌!お前という奴は~。許せ~ん!」
目の前に行って怒鳴ると、煌は面倒臭そうに俺を見た。
「相変わらず騒がしいな」
「騒がしくさせてるのはお前のせいなんだよ!」
腕を組んだままの煌に人差し指を突き付ける。
何で、よりによって煌なんかを!
「瞬、落ち着けって」
クラスの注目を集める中、宮田が俺の肩に手を置いた。
「これが落ち着いてられるかー!どうして煌なんかがいいんだ、理己ちゃーん」
「よしよし。俺の胸でお泣き」
「宮田~」
両手を広げた宮田に飛び込む。
「ちょっと瞬くん。人の名前叫ばないでくれる?」
この声は!
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