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「馴れ馴れしく理己ちゃんなんて呼ばないでよ」
アホの宮田を無視して理己ちゃんを見ると、いつの間にか煌の隣にいた。
「じゃあ…理己…リン?」
「何よ、理己リンて!苗字で呼べって言ってるのよ!」
「理己リーン。そんなに冷たくしたら、僕泣いちゃうよー?」
「ああもう!いくら煌様の双子の弟でも許せないわ!」
怒った理己リンもカワイイなぁ。
さすが、天使。
って見とれてる場合じゃない!
聞き捨てならない言葉を聞いたぞ。
煌様って何だよー!
「大貫、その煌様っていうの止めてくれないか?こっちが恥ずかしくなる」
煌の奴、何贅沢言ってんだよ。
「えー?じゃあ煌くん?それより煌くんは理己って呼んで?」
理己リーン、その笑顔は煌じゃなくて俺に見せてよ。
「いや、それはちょっと…」
一歩後ずさって、煌は困った顔をした。
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