Vol.01

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「馴れ馴れしく理己ちゃんなんて呼ばないでよ」 アホの宮田を無視して理己ちゃんを見ると、いつの間にか煌の隣にいた。 「じゃあ…理己…リン?」 「何よ、理己リンて!苗字で呼べって言ってるのよ!」 「理己リーン。そんなに冷たくしたら、僕泣いちゃうよー?」 「ああもう!いくら煌様の双子の弟でも許せないわ!」 怒った理己リンもカワイイなぁ。 さすが、天使。 って見とれてる場合じゃない! 聞き捨てならない言葉を聞いたぞ。 煌様って何だよー! 「大貫、その煌様っていうの止めてくれないか?こっちが恥ずかしくなる」 煌の奴、何贅沢言ってんだよ。 「えー?じゃあ煌くん?それより煌くんは理己って呼んで?」 理己リーン、その笑顔は煌じゃなくて俺に見せてよ。 「いや、それはちょっと…」 一歩後ずさって、煌は困った顔をした。
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